ふじい歯科がお伝えする「あなたの歯の健康を共に守り育てる」とは、予防歯科の実践を指します。予防歯科とは従来の歯科治療の概念とは180度異なり、とても大切な事です。
従来の歯科治療は「削る・抜く」といった治療中心の診療でした。多くの方は歯科医院とは痛くなってからいくべき所であり、それ以外はなるべく近寄りたくない場所でしょうが、予防歯科は違います。
何が違うかといえば、痛くない時にもお越し頂きます。
「え!そんなのメンドクサイ・・・」と思われるかもしれませんが、これがとても重要な事です。ある欧米の国では20数年前国民の年間歯科受診率がとても低く皆虫歯だらけでした。虫歯がある事が当たり前だったのです。それから月日が流れ現在その国はどうなっているかと言いますと、虫歯がある事が珍しいという状況に変わっているのです。
これがどれほど重大な事であるかお解り頂けるでしょうか。虫歯がある事が珍しいのです。恐らくこのホームページをご覧になられている方の方の多くが虫歯で歯を削った経験があるかと思います。中には神経を抜いて銀歯を入れたり、歯を抜いた事がある経験をお持ちの方も多いでしょう。
それが、予防歯科を実践する事で虫歯や歯周病を患う可能性が大幅に減ると聞けば物凄く興味を抱かれるでしょう。ふじい歯科では独自のカリキュラムを組んで欧米並の水準で予防歯科を実践する事を第一の目的としています。
予め申し上げておきますが、予防歯科はほぼ痛みとは無縁であり、3年単位でみれば歯にかかる医療費も数分の一で済みます。皆様の歯の健康を守り育てるという理念を是非ご理解ください。
虫歯や歯周病が早期発見が重要だという事は聞いた事があるかもしれません。理由はとても簡単で、早期に発見できれば削らずに治す事の出来る可能性がとても高くなるからです。
歯は削れば削るほど弱くなります。出来れば歯にかかる負担を治療でも最小限に食い止める(ミニマムインタベーション)事が大切です。しかしそれも虫歯が進行していれば削らざるを得ません。やっかいな事に初期の虫歯や歯周病は自覚症状がなく、自分ではほとんど気がつきません。
三ヶ月ごとも定期検診が重要なのは、このサイクルであれば例え虫歯ができても初期で発見できる可能性が高く、削る、抜くといった治療をせずに済む可能性が高くなるからです。
写真中央の歯と歯茎の境目が虫歯になっているのがわかるでしょうか。これはいわゆる「初期虫歯」です。これをブラッシングとフッ素で削らずに治す場合です。
数ヶ月の経過観察でかなり改善されました。特に歯科医院側では何もしていません。ブラッシング指導を行い、生活習慣を見直し、フッ素を塗っただけです。しかし虫歯は小さくなっています。
これに加え、更に歯周病や虫歯を予防し、歯も綺麗にクリーニングできるPMTC(プロフェッショナル・メカニカル・ティース・クリーニング)をお受け頂ければ更に効果は高まります。
※PMTCは健康保険が適用されます。
PMTCによってスウェーデンやフィンランドでは虫歯や歯周病が激減し、80歳の平均残存歯数は20本を大きく越えています。日本ではわずは7本弱です。数値が示す通り、予防はとても重要かつ効果的であり、PMTCを三ヶ月ごとに受けて頂くことで歯の寿命は大きく伸びます。
もちろん永遠に存在する歯を作り上げる事は不可能ですが、皆様の歯の健康を共に守り育てることは可能であり、それがふじい歯科の使命でもあります。皆様、どうかご自分の歯を大切になさって下さい。