歯周内科
国民病の歯周病
日本人の30代以上の方の実に8割が歯周病を患っていると言われています。歯周病の原因は感染症であり、産まれたての赤ちゃんのお口の中には歯周病菌は存在しません。
国民病である歯周病の治療法は、多くの場合外科処置で行なわれ、物理的に病巣を取り除くのが現在の歯周病治療の基本になっています。もちろんこれらの治療は当院でも行います。ふじい歯科ではこれに加えて薬による歯周病治療も行なっています。
歯周病の原因は歯石です。最終的に歯を奪っていく病気です。
薬で治す歯周病
- 位相差顕微鏡での菌の確認・・・・菌には様な種類があります。
- 細菌の除去薬剤の内服・・・・症状や菌に合わせたお薬を処方します。
- カビの除去薬剤あるいはカビとり歯磨き剤での歯磨き・・・・歯磨きで菌の数を減らします。
- 除菌後の歯石とり・・・・菌が減った所で、歯石を機械的に除去します。
位相差顕微鏡
菌の動画
歯周内科では、特に1.の菌の確認を重視します。そこにどのような菌が住み着いており、どのような薬が有効であるのかを調べる為です。その情報を基に2.以降の治療を行います。
位相差顕微鏡について
患者様のお口の中の汚れを、少しだけ採取します。それを顕微鏡で確認する事により、お口の中にはどのような菌が住み着いていて、それが今後どのような影響をもたらすかを予測する事が出来ます。つまり、有効な治療法が解るという事です。
医科では、菌に対するアプローチは薬が中心ですが、これから歯科もその方向に進むと思います。その際、位相差顕微鏡などで、菌の正体を掴み、それに対する薬でのアプローチが出来れば、歯周病治療に大きな革命をもたらすでしょう。